査定相場に車の傷やへこみは大きく影響するのか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

車を乗っていると事故を起こさずとも小さな傷やへこみは必ず生じます。中古車で無傷のものはほぼ存在しません。そのため売却の際に傷、へこみがあるから買い取れませんということはまずないです。しかし、傷の大きさやへこみの深さなどによって、査定額が大きく減額する場合はあります。そのためできることならば傷、へこみが少ない方が高い価格で買い取ってもらえます。主な基準としては、1㎝未満の傷は減点の対象とはなりません。傷の状態としては、爪が引っかからない浅い傷、爪が引っかかる傷または下地がむき出しになっている傷、へこんでいる傷に分けられます。このように明確な基準がある中で判断し査定額を出します。なので傷、へこみがあるからと言ってあきらめずに相談してみると予想していたよりも高い相場で買い取ってもらえる可能性もあります。

傷、へこみは修理したほうがいい?

少しのかすり傷やへこみの場合は、ほとんどの人が放っておくか、修理に出す、自分で補修するなどといった手段を取ると思います。実際に売却する際に目立った傷やへこみは減点の対象になるため修理した方が高く買い取ってもらえるのではないかと考える人も多くいると思います。しかし一概にそうとも言い切れません。理由の1つは、修理代の方が高くついてしまう場合があるということです。塗装などの小さな傷での修理代はおおよそ1万5千円ほどです。その程度の傷での減点は約1万円です。そのため修理代の方が高くついてしまう場合もあります。また、修理の経験を持っていたり、今では初心者でも簡単に修理できる材料が販売されているため自分で修理する方も増えています。しかし、実際に自分で修理したものはプロの査定では見抜かれます。逆に傷を目立たせてしまう場合もあり、大きな減点の対象になりかねません。そのため、傷やへこみを修理したからといって高く買い取ってもらえるとは限らないということを知っておきましょう。

高く買い取ってもらうためにできること

実際に売却する際に少しでも査定額を高くする方法があるのであれば知りたいと思う人も多いと思います。傷やへこみは相場で基準が設けられているため自分では限界があります。自分でできる方法としては洗車と磨き上げです。少しでもボディーの泥汚れやタイヤの汚れを落としきれいにするだけで査定の減点を抑えることができます。ブラシ洗車では細かな傷が増えてしまう可能性も考えられるため、できれば手洗い洗車で優しく仕上げた方がよいでしょう。